なぜ生きる2 目次
はじめに
1章 人生は、生きることの苦しみから始まる
・重荷背負うて、遠き道を行く──「生きる」苦しみ
・花咲きて、やがて散りゆく──「老いる」苦しみ
・健康に戻れるなら、あとは何も要らない──「病むる」苦しみ
・ああ、死にたくない、死にたくない……──「死ぬる」苦しみ
2章 苦海の人生に大船あり
難度海の人生が、明るい広海に転回する
3章 この世の幸せ限りなし
必ず、十種の幸せに生かされる
十種の幸せ1 夜昼常に護られる(冥衆護持)
諸天善神ことごとく よるひるつねにまもるなり
十種の幸せ2 至福の風に吹かれつつ(至徳具足)
南無阿弥陀仏の主になる
十種の幸せ3 禍が福と転ずる(転悪成善)
涙の種が幸せ喜ぶ種となる
十種の幸せ4 長寿の秘訣(諸仏護念)
「最高の幸せ」になれた人を、百重、千重に取り巻く諸仏が
喜び護ってくださる
十種の幸せ5 釈迦は親友と言う(諸仏称讃)
褒められると、心が潤い励まされ、心に残る
十種の幸せ6 弥陀に抱かれて(心光常護)
阿弥陀仏のお力に、常に護られている安らぎ
十種の幸せ7 慶ばしきかなや大悲の願船(心多歓喜)
まず笑顔せよ みな笑顔する
十種の幸せ8 受けし大恩限りなし(知恩報徳)
弥陀や釈迦のご恩に報ずる身になる
十種の幸せ9 報い切れずに泣かされる(常行大悲)
無量の智恵に生かされ、無辺の慈悲を賜る
十種の幸せ10 弥勒菩薩さま、こんにちは(入正定聚)
現世(現生)で「正定聚の菩薩」になる
4章 四海みな一味平等の宣言
大悲の願船に乗ずれば、凡夫も聖者も、罪人も極悪人も、
どんな人も光明の広海に浮かぶ
5章 親鸞聖人と三願転入
どうすれば大悲の願船に乗れるのか
コラム 三願の真実と方便
6章 すべての人の救われる軌道
弥陀の方便を通らずして、誰ひとり真実・無碍の世界には出られない
7章 時空を超える大指針
難思の弘誓は、難度の海を度する大船
8章 弥陀の本心を 釈迦ひらく
弥陀の十八願(私の与える信楽の信心で救う)とは、
「名号を聞く一念で救う」お約束である
9章 阿弥陀仏の巧みな誘導
どうすれば名号(南無阿弥陀仏)を受け取り、
大悲の願船に乗ずることができるのか
10章 弥陀の使命を釈迦果たす
弥陀は十方衆生(すべての人)を、
極悪人と見抜いて「無条件で救う」本願を建てられた
11章 往生浄土の門
弥陀は十方衆生(すべての人)を、要門・仮門より誘導して、
無碍の一道・絶対の幸福に救い摂ってくださる
12章 大悲の願船に乗せる如来のドラマ(1)
『観無量寿経』に説かれる、イダイケ夫人たちの王舎城の悲劇
13章 大悲の願船に乗せる如来のドラマ(2)
極悪最下の罪人も救う弥陀の方便
14章 廃らねば乗れぬ大悲の願船
難度の海に漂いつづけ、大悲の願船に乗れない、
唯一つの障害は「自力の心」
15章 真実を照射する 弥陀の本願
行く手には大悲の願船が待っている
16章 大悲の願船に乗せる教導
「仏願の生起・本末を聞きて、疑心あることなし」まで聞思(聴聞)せよ
17章 阿弥陀仏の救いは信疑決判
大悲の願船に乗じたとき、「他力の信心を獲る」
18章 白道を往く人生
大悲の願船に乗ずるまでの、人生航路を問う
あとがき