変わった教えはさらになし

昭和58年

 浄土真宗親鸞会を結成したといっても、別に変わった教えをつくったのではありません。

 今日は親鸞聖人の教えが正しく伝えられていない、これでは親鸞聖人に申し訳ない。

 何とかそれらの人たちにも本当の親鸞聖人の教えを、分かってもらいたいと結成したのが親鸞会なのです。

 親鸞聖人の教えは、平生業成以外にありません。

「平生」とは達者な時ということ。次の「業成」の「業」とは人生の大事業。

「これ一つをするために人間界に生まれてきたんだ。これさえ成し遂げれば、いつ死んでも後悔はない」ということです。

 次に「成」ですが完成ということであります。

 親鸞聖人は、人生の目的をはっきりと教えられ、完成する方法もはっきりと教えておられます。

 私たちは何のために、生きているのか。

 この人生の目的を親鸞聖人は無碍の一道に出ることだ、と教えておられます。

 親鸞聖人が、無碍の一道と言われた境地を、私は絶対の幸福と言っています。

 親鸞聖人は、その世界へ出たことを『高僧和讃』に、

「釈迦弥陀は慈悲の父母
 種々に善巧方便し
 われらが無上の信心を
 発起せしめたまいけり」
と教えておられます。無上の信心が発起したとおっしゃっているのは、絶対の幸福になったことであります。

 親鸞会25周年のご法筵も、お祭り騒ぎにしてはなりません。私たちの目的である、無上の信心を発起させていただくご縁にしていただきたく思います。

高森顕徹 公式サイト
更新履歴

2015.01.08あわれむ心のないものは恵まれない~試された親切心(光に向かって)

2014.01.22すぐ100万円を持っていったのは、なぜか~恩知らずになりたくない(光に向かって)

2014.01.22殺して生かす ~相手を裏切り、ののしられ、迫害も覚悟しなければならぬこともある(光に向かって)

2013.11.25甚五郎のネズミはうまかった~技量と智恵(光に向かって)

2013.11.25だから青年白石は三千両を拒否した~信念は未来を開拓する(光に向かって)

2013.09.30世界一おいしいご馳走ができあがりました、と料理人は言った(光に向かって)

2013.09.30最初から負けていた~勝利のカギ(光に向かって)

2013.08.24大石内蔵助の13年間~先見と熟慮(光に向かって)

2013.08.24生活の乱れた学生の更生法~大学教授のたくみな指導(光に向かって)

2013.07.25下等の人間は舌を愛し、中等の人間は身を愛し、上等の人間は心を愛する(光に向かって)

2013.07.25牛糞を食わされた祈祷師(光に向かって)

2013.06.07笛を高く買いすぎてはいけない(光に向かって)

2012.10.04おまえはなぜ、3階を建てんのだ 本末を知らぬ愚人(光に向かって)

2012.10.04やめよ!やめよ!と突然、早雲は叫んだ なりきる尊さ(光に向かって)

2012.09.06まもなく、若い社員の一人が解雇された 排他は自滅(光に向かって)

2012.09.06猫よりも恩知らずは、だれだ 腹立てぬ秘訣(光に向かって)

2012.08.06人を身なりで判断はできない 一休と門番(光に向かって)

2012.08.06富んでも、昔の貧しさを忘れ、おごるなかれ 岩崎弥太郎とその母(光に向かって)

2012.05.30この娘を美しくないという者があれば、金子千両を出してやろう(光に向かって)

2012.05.30施した恩は思ってはならぬ。受けた恩は忘れてはならない(光に向かって)

2012.04.10己を変えれば、夫も妻も子供もみな変わる(光に向かって)

2012.04.10これへ、その下肥とやらをかけてまいれ、とバカ殿 偶像崇拝(光に向かって)

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